エンジン下ろし&タペット調整その2:エンジン下ろし完了まで | ワビサビVESPAライフ
ワビサビVESPAライフ

エンジン下ろし&タペット調整その2:エンジン下ろし完了まで

記事公開日: 2015/03/07 最終更新日: 2016/09/19

エンジン下ろし&タペット調整その2:エンジン下ろし完了まで

エンジン エンジン下ろしの下準備は完了。
いよいよエンジン下しの作業に入ります。 前回のエンジン下ろし&タペット調整その1:下準備編はこちら

エンジン下し作業

駆動系カバー外し まずは駆動系カバーを外しておきます。
ピストンの動きを調整する時には、バリエーター側を直接まわして行うためです。
詳しい手順はこちら

マフラー外しとプレート外し

マフラーとプレート マフラーとそれを止めている銀のプレートを外します。
この時リアサスペンションの右側の根元も外れる事になります。
※リアサスペンション左側も外してしまうと、支えがなくなってしまうので、 最後に取っておきました。(ジャッキアップで固定されているはずですが念のため)
詳しい手順はこちら

リアキャリパー外し

リアキャリパー外し ブレーキホース外しとく 始めはリアブレーキのフルードを抜かないと無理なのかなと思っていたのですが、ブレーキキャリパーを外すだけで大丈夫でした。
マフラーをはずしたらリアホイールも外した後、キャリパーを外します。
2本のボルトで留まっているだけなので、簡単です。
その後は駆動系の下側にもブレーキホースが引っかかっているので外しておきます。

ブレーキキャリパーを外したら、ここでもう一度リアホイールを取付ます。
これはエンジンを切り離した時に、支えにする為です。
ボルト3本程使い、手で少しきつく締めるくらいでいいと思います。

車体とエンジンをつないでいる各パイプ、コネクターを外す

Exif_JPEG_PICTURE

ここからは実際に車体とエンジン部分をつないでいる各パイプとコネクタを外していきます。
なにをどっち側に残すかなのですが、基本的な考え方は、下記のような分け方をします。

▼車体フレーム側に残るもの

・リアブレーキ
・インテークホールドを含むインジェクションとスロットル

▼フレームとエンジンをつないでいるものたち

・クーラントパイプ
・ガソリンパイプ
・各コネクタ
・パイプを束ねている結束バンドなど

▼エンジン側

・シリンダー本体、ヘッド、エキゾーストマニホールドなど

スパークプラグの線を外す。

プラグ外す 手を突っ込んで引き抜きます。
固い場合はプライヤーなどで慎重に引き抜いてください。
写真では緑の部分がみえてますが、純正は真っ黒です。
(最初にプラグ交換した時に割れてしまったのです。。。)

ガソリンパイプを外す。

ガソリンホースを外す 写真箇所のホースクランプを外します。ペンチを使うと良さそうです。
固いのでかなりグリグリやりました。
この留め金は一回限りの使用なので、取った後は新しいものを使用します。

クーラントホースを外す。

クーラントホースを外す 写真の位置のホースクランプを外します。

インテークマニホールドを外す。

インテークマ二ホールドを外す シリンダーについているインテークマ二ホールドを外します。
六角ボルト3本で留まっています。

フューエルインジェクター(と思われる)のコネクタを外す。

フューエルインジェクターコネクタ youtubeを参考にするとこれはフューエルインジェクターのコネクタだと思われます。
分かりづらいですがこの辺にあります。
コネクタは何種類かありますが、基本的に爪で止まっているものばかりなので、ネジなどは外す必要なく、爪を開いて引き抜きます。

クーラントテンプラチャーセンサーコネクタを外す。

クーラント温度センサー これもなんのセンサーかは推測ですが、この辺にあります。

後方右側の結束プラスチックを外す。

結束バンドとは違う、太めのプラスチッククリップがあります。
写真取り忘れました。。。
メットインから届く位置の右側後方にあります。これも爪で止まってますので外します。

各電子コネクタを外す

金具外す メットインボックスを外すと、前側に各コネクタが集まっているものがあります。
まずは写真のネジをはずして、金属プレートを取ります。
その後コネクタを3点外します。

ここまでやるとインジェクションユニットを、エンジン側から切り離す事が出来ます。

ここからはインジェクションユニットを持ち上げた状態で行います。
タイラップで止める ただ、このユニットは何かで固定しないと落ちてきて作業の邪魔になるので、自分はタイラップで止めました。
写真のような、車体と同じ色のクリップが車体左側にありますので、ココに引っ掛ける形で固定しました。

セルモーターの導線を外す。

セルモーターのネジ インジェクションユニットをはずしたら、セルモーターがよく見えるようになります。
ユニット側からセルモーターへ導線が出ているので、外します。
固定にはナットが使われており、ゴムのキャップで隠れています。
見えづらい位置ですが、キャップをめくって外します。

と、これで導線はフレーム側とエンジン側で全て外れたはず!
もう少しです!

リアサスペンションの左側をはずす。

サスペンション左側のボルト これが外れると、エンジン側とフレーム側で物理的に支えている物がなくなります。
ジャッキがきちんと機能しているか今一度確認し、慎重に外してください。

最後に、スイングアームボルトを外す。

スイングアームボルト スイングアームは長いボルトで留まっており、インパクトレンチでギュイーンと外しました。
インパクト無い場合は、反対側をレンチで固定しておく必要があるかもです。
中間に金属のパイプが挟まっているので、取付時には忘れずに。

これで切り離し完了です!
あとは離すのみ。

少しだけジャッキアップし、エンジン側をゆっくり後ろにすこしずつ移動します。
移動していくうちに、なにかパーツやフレームにひっかかりそうだったら、また少しジャッキアップをして回避します。
こうして少しずつエンジンを後方に移動していき、最後は完全に切り離しが完了します。

エンジン外れたところ

いやーここまでしんどかった…
かなり慎重にやったので、その2だけでも大体2時間くらいでしょうか。

次はその3のタペット調整に続きます。。。

コメントを残す

※コメントは承認がおりてから掲載されます。

CAPTCHA