フロントマッドガード交換は超大変

フロントマッドガード交換は超大変

GTSはプラスティックパーツがモロい！（年数経ってるとね。。。）
買った当初はきれいだったのだが、いつの間にかヒビが。。。。
写真だとわかりづらいですが、現物だと結構気になります。

マッドガード交換なんて、よく割れそうな箇所だし、それほど面倒じゃないはず。
いやメンテナンスを考えるとそうあるべきだ！

さっそく調査していたのだけれど、これが予想以上に難航。 まずマッドガードの交換方法を詳しく書いているサイトがない！海外サイトも。。。 しかたないので整備表をじっくり見つつ、modernvespaフォーラムの切れ端を拾いつつなんとか情報を集めること1ヶ月ほど。。

そして驚愕。。。
なんとフロントフォークを前から抜かなきゃならんわ、ブレーキホースを取り外さなきゃだわ超大変！
オカシイでしょ！？まー嘆いてもしゃーない。。

面倒だという事を知ってからは、なかなか手をつけられなかったのだけれど、満を持して挑戦。特殊工具も必要です。
手順を追っていきます。

必要工具など

・マイナス、プラスドライバー
・ハンドルはずしの特殊工具
・ジャッキと木片
・2.5mmの六角（ミラーカバーのネジ用）
・8mmの六角（ハンドル脱着）
・17mmスパナ（ハンドル脱着）
・24mmレンチ（特殊工具回す）
・10mmレンチ（ブレーキレバー外す際に使用）
・8mmレンチ
・ブレーキフルード（ブレーキホースを外すため）
・4mmのチューブ（フルード抜きなど）
・フルード入れる缶

▽特殊工具

交換手順

1.ハンドルヘッドカバーを外す。
2.フロントブレーキホースとスピードメーターケーブル切り離し
3.ハンドル上部をフォークから取る
4.フロントフォークを抜く
5.マッドガード交換
6.逆の手順で戻し、ブレーキフルード注入

交換開始

ハンドルヘッドカバーをはずす

ヘッドライトはずしまではこちらを参照。

ヘッドライト側をはずしたら、ここでスピードメーターケーブルとメーターなどを外す。
ケーブルは上下外します。上は手で外し、下は8mmボルトで留まってます。傷つけないよう慎重に。

ケーブルコードはフロントフォーク側は金具で留まっています。

ブレーキホースはずし

フルードはココから抜きます。
フルードは塗装を溶かしてしまうので、こぼさないよう注意。
ハンドルをぎゅうぎゅうにぎって抜きます。
交換の記事でしたが抜き方はこちらを参照にしました。

ホースを見ながら抜けきったか確認。その後ここのネジをはずします。（banjoボルトです。）

ハンドル上部を取る

フロントフォークとハンドル上部を切り離します。
なんとソケットが入らない。。。
しかたなくスパナで代用。

こんな感じになりました。

フロントフォークを抜く

下準備として、ジャッキアップします。
少し浮かせただけではフロントフォークが地面にぶつかり抜けきらないので、後輪が地面にめり込んでリアサスが少し沈むくらいジャッキアップすると良いかと。

準備できたらいよいよ外します。まずはカバーを外して。

ここで特殊工具の出番。特殊なナットを外します。ワッシャーを挟んで2枚あります。
外れる瞬間はフォークをしたから支えるようにして、いきなり地面に落ちるのを防ぐことを忘れずに。

地面とギリギリで抜くのには一苦労。。

とったどーー！

マッドガード交換

で、ここからやっとマッドガードを外します。
完全に割れてますね。。。。
マッドガードはネジとナットで留まっているので簡単。。。
と思いきや留めづらくイライラ。。。
交換完了したら逆の手順で取り付けます。

取り付け時のポイント

まず各所のトルクは重要。

フロントフォークの下側のリング：（準備中。。）
フロントフォークの上側のリング：（準備中。。）
ブレーキbanjoボルト：（準備中。。）
ハンドル取り付けボルト：（準備中。。）

そして厄介なのはスピードケーブル！

変な力が入った状態で取り付けてしまうと、動きません。笑
はじめはメーターが動かなくなり組み直すはめに。。。
断線かと思いきや、調査すると正常。
取り付いているのに動かないと言う。。。さすが繊細な坊やだ。。。

最後はハンドルのセンター出し。

一回仮止めしては少し走り、微調整を繰り返しながら最後締めると言う。。。 一番大変だったかも。。

交換完了！

なんかもうなんでも出来る気がしてきた。