2015 | ワビサビVESPAライフ - Part 3
ワビサビVESPAライフ

マロッシ TC UNIT O2 controller 取り付けとインプレッション

2015年05月06日

マロッシ TC UNIT O2 controller 取り付けとインプレッション

TCコントローラー 気になっていたマロッシ「TC UNIT O2 controller」というlambda emulatorを取り付けてみました。(Malossiステッカー付き)
「FORCE MASTER 2」という、燃調をより細かく制御できるものか迷ったのですが、マフラーも無いしボアアップもしなそうだしなぁと断念。あとお値段も高く。。。。

ECサイトであるマロッシストアで購入しました。
送料込みで13000円くらいだったかな?購入方法について詳しくはこちらで紹介しています。

今回は取り付け方法とインプレッションを紹介します。

使用する工具

・プラスドライバー
・オスとメスのマジックテープ
・タイラップ

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2015年04月29日

マロッシストア(MalossiStore)を利用してみた

以前から気になっていたマロッシストアとうサイト。
イタリアのバイクパーツメーカー「Malossi」は国産バイクのパーツも多く取り揃えている有名なメーカーだと思われる。
そのMalossiが直接世界に向けて販売しているサイトが「MalossiStore」である。
サイトはこちら。

ただ、自分が知る限りマロッシストアは下のように2つある。
http://www.malossistore.eu/
http://www.malossistore.co.uk/

両方とも見た目はほぼ同じ。共に英語サイトで取り扱うパーツも値段も同じっぽい。表示通貨はユーロ。
気づいた違いは配送料が無料になる額の違いとキャンペーン内容とかかな?
正確には何とも言えないところ。。
自分は今回末尾が「.eu」の方のサイトを利用しました。
(ただ、「.co.uk」サイトの用が送料無料になる金額が低い事が後日発覚。。。ショック。。)

期間と費用

TCコントローラー 注文後2週間かからないくらいで到着。
パーツ自体はバイク屋さんで頼むよりも安く、送料もsipに比べるとだいぶ安かった(1600円くらい)のも良かった。
梱包も悪くなく、痛みゼロ。
なかなか良いのではないだろうか!
「.eu」のサイトでは150ユーロ以上で送料無料になるのもいい!
大きい商品ほど送料は高いし、sipでは10000円超える事もあるし。。

サイトは良く出来ていて、車種ごとにパーツを絞る込む事が出来たり、
よくキャンペーンをやっててディスカウント率が大きかったり、なんだかいい感じ。
ちょうど欲しいパーツがあったので、利用してみました。
言語は選べるけれど日本語は無し。購入までの手順は何となく分かるのだけれど、初めてだと少し不安。。。
順を追って紹介します。

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2015年04月25日

vespa入院:パーツ劣化と整備不良

ローダー上のvespa ついに来てしまったかという感じ。
セルが回らず、不動に…
ロードサービスを呼んでバイク屋さんまで運んでもらいました。
結果としては大事には至っていなかったので良かったのだけれど、
バイク屋さんいわく、原因はパーツ劣化。
ただ、以前エンジンのタペット調整を自ら行っていたので、その時の精度の悪さも原因かも…
順を追って解説していきます。

gtsの故障の前兆

たまにセルが回らなかったり、回りがもたつく時があった。でもその時は何度か試すと普通に掛かっていたので、バッテリーよわってんのかな〜くらいにしか思っておらず。
結局バッテリーの電圧チェックもテスターで行っていたのだけれど、弱くは無くなんでだろなぁと不思議に思っておりました。

トラブルが出た時

午前中から出発し、実家に向かっていました。その際は全く問題なし。
実家について用事を済ませ、夕方に。
さあ帰ろうとら思った時にセルが回らず…
キーをオンオフしたり、キルスイッチオンオフしたりしてもダメ。
おやいつもと違うな…と思いバッテリーチェック。問題無し。
キーを回したときに「ウィーン」と燃料ポンプの音はしていたので、原因はここではない。
キルスイッチの動作不良かな?と思ってあえてキルスイッチオンとオフでセルを回してみたけれど、なにやら音が違う。
キルスイッチオンの時はセルボタンを押しても何も音がしない。キルスイッチオフの時はセルボタンを押すと「カチッ」っと音がする。
ということはキルスイッチでは無さそうだ…

ヒューズ 次にプラグコード抜けかな?ともうたぐったがしっかりと装着済み。
ヒューズがとんだか?とグローブボックスをあけて全てチェックするが、全て正常。

クーラント漏れ そしてメットインあけてわかったのだけれど、クーラントオイルのエア抜きする穴から少しずつ漏れとる…マジか!
泣きっ面に蜂やーん…
でも逆にわかってよかった…

んーーー困った…
gtsでよくある症状にはどれも当てはまっていない…
もうこれだけ調べてダメだったのでロードサービスを呼ぶ事に。

任意保険のおかげでロードサービスは無料!

私はチューリップのバイク保険に入っているのですが、ロードサービスはなんと100kmまで無料なのです。
任意保険は高いしやだな〜と思っていたけど、この時ばかりは入っててよかったと安心。
中古のgts乗るにはロードサービスが無いと怖いかもですね。
しかも電話してわかったけれど、バイクが不動になった場所から家に帰るまでの交通費ももってくれるらしい!
これにはびっくりでした。

そして搬送

夜7時ごろだったのですが、チューリッヒに電話してから45分くらいでローダー到着。
この時ドライバーの方が現場復旧を試みてくれた。
どうやらセルモーター自体がダメになった場合は、軽い衝撃を加えると回る場合が良くあるみたい(初めて知ったわ…)
エンジンを掛ける準備をしつつ、ドライバーの方がコンコンっとセルモーターを叩く。だがもちろんダメ。
搬送となりました。

最近のローダーすげぇ…

ローダー ベスパ一台運ぶのにすげーデカイ車来たなと思いきや、その搭載方法もすごかった!
写真のように、荷台が床までピタッとおりるのです。
「最近の車は車高低いの多いけど、こいつならどんな車種でも積めますよ!」とドライバーの方が自慢したくなるのもわかる笑
そして積み込みし、バンドで固定。
バイクの場合、かなりきつく縛らないとダメみたい。
サスが沈み込むくらい縛ってました。

運搬会社さんにお預け

故障当日はもう夜だったため、1日運搬会社さんに預かってもらって翌日の配送にしてもらった。(こんな事も保険の範囲で無料)
見てもらうバイク屋さんはオイル交換などでお世話なっているところ。
ベスパ故障の場合は絶対専門店に診てもらったほうが良いと思う。前回トラブった時も、色々なバイク屋さんと連絡してみたが、国産のみ取り扱うバイク屋さんはそもそもベスパを受け入れて貰えないところもあった。
受け入れてくれる所もあったけれど、パーツ取り寄せに時間がかかる事もあるし、なにより整備にベスパ独特のある程度ノウハウが必要だと感じているからです。(実はgtsはベスパ専門店以外で買ったんですが、整備状態が酷くて苦労しました…)

翌日バイク屋さんに到着、診断。

「バッテリー、セルモーターも問題なく、配線が断線してますね。劣化が原因かと。」
よかったエンジン系トラブルじゃなくて…超ほっとした。
「ただ、クーラント漏れについては、根元プラスチックパーツがヒビいってますね。
劣化も原因かとおもいますが、ネジの締めすぎかも」
マジか!?
かなり注意深くやったつもりだったが…ベスパの整備は精度も凄く求められると思い知らされ…反省…
ということはパーツ取り寄せだろうか…
専門店でも、交換頻度の低いパーツは持っていないらしいし…
入院1ヶ月コースが頭をよぎる

「たまたまパーツがあったので、3日くらいで治りますよー」
おぉ超ラッキー!
これも専門店の強みですね。

さて、セルモーター断線については劣化との話だったのですが、これはもしかすると、取り付けの取り回しが悪かった可能性もある。
タペット調整後に自ら行い、同じように戻したつもりだったのですが、ちょっと悪かったのかもしれませんね。

「そもそもパーツの質が良くないですから笑」
ナ、ナイスフォロー…
だからこそ整備には繊細な作業としっかりしたノウハウが必要なのだと思い知らされました。

修理完了

vespagts250 国産バイクをいじりたおした事は無いのでなんとも言えないですが、
ベスパについては繊細に整備しないと故障に繋がる可能性が高いことははっきりしました。
今後も自分で整備する事も多いと思うので、よりいっそう細く解説していけたらと思います。

2015年04月14日

なかなか見つからない…vespaのロッソドラゴン(赤)の塗料入手と小規模塗装について

touchupdirect ベスパと言えば赤という印象をお持ちの方も多いはず。
そんな自分のvespaも赤なのですが、ロッソドラゴン(rosso dragon)という名前がついているらしい。
これはGTS特有の色ではなく、LXだったりスプリンター、プリマベーラなども同じ色をつかっているみたいだ。

塗装剥げ 以前の記事でも少し書いたけれど、古いGTSはプラスチックパーツがもろい。劣化して堅くなってしまう印象なのである。
表面の塗料は、少し傷がつくとそこからポロポロ簡単にはがれてしまう。
自分のGTSは近くから見ると、3〜5mmくらいの塗装剥げが多い。
でもそこそこ離れれば目立たないし、まーしょうがいないか。くらいに思っておりました。

塗料を入手したきっかけ

バー生み出す奴 そう思っていたのだけれど、
以前ミラー根元に「バー生み出し金具」的なものをつけていた時に、
これを外そうと思ったら思いっきりカバーにこすってしまい、ぼろぼろになった事がありました。

塗装はげ はげたパーツはこちら。これはまずい、、相当目立つ。。。
という事で他の細かい塗装剥げも気になるし、塗料を買おうと。
2りんかんやナップス等の量販店はまず無いだろうということで、
まーいつものネットなら見つかるだろうと軽く考えていたものの全然見つからない。。。
かといって似た色の塗料を使う勇気もなく、、、途方に暮れておりました。

あきらめずに粘って探していると、どうやら「TouchUpDirect」という海外メーカーから出ているらしいという情報をキャッチ。
さらに調べると、メーカーがきちんとvespaGTS用の指定で塗料を出してくれている。
これなら間違いないし安心じゃん。
そんなTouchUpDirectのホームページはこちら
なにやら年式から調べて、その年に発売したカラーも買えるみたい。
全ての商品で、カラーとクリアーがセットになっているらしいですね。

で、さっそく注文や!
と喜んでいたものの、なんと日本にはお届けできないらしい。。
せっかく粘って海外サイトまで探し当てたけど、ここでも壁があるのか。。。
まったくどうしたらええものか。。。

さらに粘って探す。 すると、
なんとAmazonに売ってるやん!

しかーし、
自分はムラの少ないスプレータイプが欲しかったのだが、タッチアップペンしかない。。。
しかもめっちゃ高い。。
でもこれしか無いもんな。。。
という事で購入してみました。

注文後、数日で到着。日本Amazonだから到着は早い^^

ただ、やっぱりタッチアップペンでは、この塗装剥げに立ち向かう自信がなくなってしまった。。。
んーかといって他の赤スプレーを使うわけにもいかないし。。。
ということでさらに粘って検索していると。。。

なにこれ!?
タッチアップペンをスプレーにする事ができる優れものらしい。
じゃあ最初からスプレーでええやん。と思うものの、どうやら缶スプレーでは、 塗装範囲が広いらしく、小さい傷には向いてないんだって。
このタッチアップペンをスプレータイプにすれば、 小さい範囲のみに噴射するので簡単だという。
評価を見ても悪くないみたい。これは買うっきゃねぇ!と注文。
結局カラーのタッチペンと、クリアーのタッチペンように2本購入。
(今考えると、塗装ははげたパーツを新しく買った方が全然安いし、バカバカしいんですが笑)

ソフト99のタッチペン専用なので、予想通りTouchUpDirectにはつかなかった。
しかーし、こうやってテープで止めちゃえばノープロブレム。
しっかり使えました。

塗装してみる

今回もやり方を事前にyoutubeでチェック。
こちらの動画が参考になりました。

紙ヤスリ まずは塗装面をカッターや紙ヤスリで削り滑らかにします。
1000番が良いらしかったので、そちらを使用。
表面がきれいになったら、削りかすをキレイに落とします。

塗装 表面をきれいにしたらまずはカラーを塗装。
これはムラにならないように、何回か塗り重ねると良いみたいですね。
全体的に塗れたらここで一回乾かします。

クリアー吹く だいたい乾いたらここでクリアーを。
最後にコンパウンドで磨くのでたっぷり塗っていいそうです。
で、クリアーは乾きにくいので、このまま2-3日放置します。
なにやらクリアーのシンナー臭さが消えると完全に乾いているみたいです。

コンパウンド 完全に乾いてからコンパウンドで磨きました。
動画ではこの工程で差が歴然だったのですが、
私の場合下手だったのか、ほぼ違いはわからず。。。。
うーん塗装も素人丸出しだわ。。。。

一応完成!
…まー最初の状態から比べたらかなり良くなったかしら。。。

実際この部分だけでタッチアップペンの塗料はほぼ使い切り状態。
まじでコスパが悪すぎる。。。。
という事で、どなたか国産塗料でロッソドラゴンに合う色を教えてくださらぬか。。。。m(__)m

2015年04月06日

バイク界で微妙なカテゴリーであるvespaGTS250に似合うヘルメットとは。。。

helmet 現在は数千円の安物ジェットヘルメットを使用している私。
んーそろそろ良いちゃんとしたヘルメットが欲しい。。。
実際に安全上の問題もあるし。

ただGTSには何が合うのか難しいところ。
バイクは種類によって似合うタイプのヘルメットってあるじゃないですか?
レーサータイプであればもちろんフルフェイルスだし、
アメリカンであればなんかレトロなジェットタイプとかがパッとイメージで浮かんできませんか?
やっぱり似合うと思われる、もしくは言われているタイプのヘルメットを被るところから入りたいなと、臆病な私は思うわけです。。。

ただどうもvespaはそういう定番がないような。。
しかもレトロなvespaではなく、モダンvespaと種別されるGTSなんか、
なにを被ったら良いのか全くイメージつきませんわ!

とりあえずまず調査する

ということで、さっそく調査。
そもそもヘルメットってどんだけ種類があるのか?というところから。
参考にしたNAVERまとめ

ヘルメットの種類

1.フルフェイス
2.ジェットタイプ
3.システム(フリップアップ)
4.ハーフタイプ
5.オフロード

オフロードはまず無いだろうけど、その他は割といけそうだ。

実際に多いのは?

次に、実際にGTS乗りで多いヘルメットを調査。
方法はgoogle画像検索。
GTSは世界的には300のほうが多そうなので、
「vespa GTS300 helmet」で検索してみる。
検索結果はこんな感じ

見た感じ、まー感覚でしかないんですが、ジェットヘルメット、フルフェイス半々くらいなイメージ。
たまーにフリップアップもある。
それぞれヒットした画像をまとめてみました。

▽ジェットヘルメット

出典:ScooterCommunity

2009 Vespa GTS 300 Super scooter

出典:MOTOUSA.com

051414-2014-Vespa-GTS300-Super-ABS-Action-05

出典:MOTORCYCLE.com

▽フルフェイス

出典:MOTOUSA.com

出典:meetup

Australian Motorcycle News, MAGAZINE, 2012, Bike Test Tuesday: Agent Orange – Vespa GTS 300 Super Sport

出典:Australian Motorcycle News

The 250 delivers more palatable open-road performance for scooter lovers  opening the riding options to anything with blacktop.

出典:MOTOUSA.com

個人的な感想では、フルフェイス、わりとええやん。。。
GTSでは高速道路を乗る事もしばしば。
ジェットヘルメットでは風の影響でかなり不安定なのです。(安物だからかもしれませんが。。)

結局結論は出ず。ゆっくり楽しみながら考えよ。

余談

探してたらモダンデザインのSHOEIが!(XR-1100 TANGENT)
これめっちゃ欲しい。。。

※追記
ヘルメット買いました!

2015年03月28日

グリップ&ブレーキレバー交換(ミラーも):取り付け編

グリップ取り付け 前回ミラーやヘッドカバーとグリップの取り外しまで行いました。
今回はグリップ取り付けから始めます。

グリップの取り付けに使うもの

グリップの取り付けは基本的に接着剤を使う事が多いみたいです。
ただ、今回は左側のみ接着しました。
というのも右側は外した際に接着剤の後が無かった事と、
めちゃくちゃきつかったので無しにしています。

グリップの取り付けは、いつものvespamotorsportsのyoutubeでは良さそうな取り付け方法が見つからなかったため、こちらの動画を参考にしました。
オススメの接着剤と、パーツクリーナーを使用し、すごくスマートにやっている雰囲気でしたので、非常に参考になりました^^

やり方としては、バー側に接着剤をつけ、グリップの内側にパーツクリーナーをつけて、乾く前にスポッとはめてしまうものです。
接着剤と併用しても問題ないらしい。。。

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2015年03月23日

グリップ&ブレーキレバー交換(ミラーも):取り外し編

ハンドル周りバラす うーん、グリップ周りが劣化しておる。。
SIPを眺めていると、きらびやかなグリップが、、
Ze、Zelioniのグリップが欲しい。。。

でもグリップ交換するには古いグリップをカッターで切ってはずすので、もう再利用できない。
なんだか失敗する事が怖くて、中々踏み込めずにいたけど、思い切ってやってみる事に。

と、SIPではグリップだけ見てるつもりだったけど、隣でブレーキレバーがやたら光り輝いてやがる。。。
セ、セットで変えたい。。。
という欲望に負けてハンドル周りをごそっと変えてみる事にしました(笑)
(ついでにミラーも。。)

難易度

★★★☆☆
★1:初心者でも簡単 ★2:少し慣れが必要 ★3:きちんとした工具でしっかり対応 ★4:専門書と下準備はしっかりしないと危険 ★5:専門のバイク屋さんに頼もう

必要工具

・マイナスドライバー、プラスドライバー
・カッター
・接着剤
・ブレーキクリーナー中乾タイプ(グリップ付ける時に使用)
 (遅乾タイプの方が良いかも。。)
・2.5mmの六角(ミラーカバーのネジ用)
・4mmの六角(バーエンド外し用)
・10mmレンチ(ブレーキレバー外す際に使用)
・14mmスパナ(ミラー取り付け時に使用)

交換手順

参考動画はこちら
1.ミラーカバーを外し、ミラーを外す
2.ホーンカバーを外す
3.ヘッドカバーを外す(フロント側)

交換する商品

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2015年03月15日

エンジン下ろし&タペット調整その3:タペット調整編

各ガスケット 前回のその2では、フレーム側からエンジン側を切り離しました。
これでタペット調整を思う存分できます。
まずはシリンダーヘッドカバーを外すところから。
ここまで長かったなぁ。。。

シリンダーヘッドカバー 5つの六角ボルトで留まっています。
ボルトはなんなく外れ、カバーをパカっと外すとロッカーアームがお目見え。
若干オイルが付着してて全体的にオイリーな印象。

適正なバルブクリアランスは、インテーク(吸い込み)側とエグゾースト(排気)側で異なります。
整備書によると、
インテーク側:0.10mm
エグゾースト側:0.15mm
です。

出典:vespamotorsports

実は写真を撮り忘れており、、、上記動画を引用させて頂きます。
上記動画を再生して頂くと、シリンダーヘッドカバーを取り外した後のエンジン側が写っています。
gts250のエンジンには4つのバルブがあります。
上の2つがインテーク側、下の2つがにエグゾースト側となります。

出典:vespamotorsports

バルブの位置を確認したら、シックネスゲージを使ってクリアランスを調整します。
上記動画では、シリンダーヘッドのみ取り外した状態で行われている為、
インテーク側は右、エグゾースト側は左となっています。
再生位置から調整作業が始まります。

ただ、クリアランスは目視で確認が出来ないため、かなり感覚に頼る部分が大きいようです。
うーん、どんな感覚なのか知りたい。。
いつものように事前にYoutubeでやり方を探っていました。
参考にした動画は、Vespa Motorsportチャンネルのこちらの動画
動画ではエンジン側を切り離さず、車体をリフトアップして隙間をつくり、調整するやり方をとっていますが、再生時間12分ぐらいのところから、シリンダーヘッドのみの場面に切り替わり、詳しく説明をしています。
ただ、英語なので、感覚のところがうまく聞き取れない。。。。
ということで検索しなおして、こんなページを見つけました。

まずはシックネスゲージを差し込み、アジャストスクリューを締め込む。アジャストスクリューがシックネスゲージに接触したら、シックネスゲージを動かしてみる。ポイントは、「きつすぎてはダメ、ただし緩すぎてもダメ」。動かした時にやや音がする、若干引っ掛かりがある程度に設定する。

出典:チューニング後のエンジン調整 バルブクリアランスの調整方法

なるほど!
きつすぎても緩すぎても駄目なわけですね。。あとは音か。。

調整のツボも押さえた事だし、いざ計測!
走行距離は20,000kmを超えているのでどれくらいずれているのか興味新々でした。

まずは、インテーク側からジャストサイズである0.10mmのゲージを入れ込む。。
ん。。。
なんとく入った。。。

次に、エクゾースト側に0.15mmのゲージを入れ込む。。。


ほぅ。。。
なんとなく入った。。。

そしてこの感触。。。
きつすぎてはダメ、ただし緩すぎてもダメ。。
動かした時にやや音がする、若干引っ掛かりがある程度。。
。。。全くずれてないやん笑

最初の感覚としては、もうこれ以上いじるところも無いくらいな、
参考サイトに書いてあったそのままな感触でした。
ここまでの苦労は何だったのか、、、、、と、悲しくなる気持ちと、
エンジンが意外とよく出来ていた事に驚く気持ちが入り交じり、不思議な気分に。。。

でもせっかくだし、調整しよ!
気持ちを切り替えて再度計測。
より慎重にやってみたところ、
4つのバルブの内、すこーーーしではあるが、緩い部分もあったよ!(と思いたいだけかもしれない。。。)
調整には、ネジを締めたり緩めたりして行う。
ネジを止めているナットを緩め→ネジをまわして調整し→またナットを締め直す、
という手順。
結局かなり微妙な調整幅に収まったのだった。。

さて、少し悲しい気持ちにはなりましたが、無事全ての調整が終わって一安心。
シリンダーヘッドとヘッドカバーに挟むガスケットと、ヘッドカバーを止めているボルトのOリングを新品に買えて作業終了です。
苦労した結果がこれとは、うれしいやら悲しいやら。。。
この後、逆の手順で組み直し、オイルやらクーラントやらを入れ直して整備完了!

インプレッション

すべての整備を終えてエンジンスタート。
通常取りエンジンもかかった。ひとまず安心。
エンジン音は若干変わったような、変わらないような、、
以前までのアイドリングは「ポポポポポー」というだけの音だったが、これに加えて「ギュルギュルギュル」といった音が少し交じった感じ。
これ良いのだろうか。。悪いのだろうか。。?

アイドリングは音のみ若干変化。
加速感は若干向上。特に高速度付近がすっと伸びやすくなった。
また、最高速も向上。

でもこれって、エンジンオイルも交換してるし、その影響が一番大きいような気もしております。。
私としては無事に終わって良かったです。
ゆくゆくはボアアップもしたいな

2015年03月07日

エンジン下ろし&タペット調整その2:エンジン下ろし完了まで

エンジン エンジン下ろしの下準備は完了。
いよいよエンジン下しの作業に入ります。 前回のエンジン下ろし&タペット調整その1:下準備編はこちら

エンジン下し作業

駆動系カバー外し まずは駆動系カバーを外しておきます。
ピストンの動きを調整する時には、バリエーター側を直接まわして行うためです。
詳しい手順はこちら

マフラー外しとプレート外し

マフラーとプレート マフラーとそれを止めている銀のプレートを外します。
この時リアサスペンションの右側の根元も外れる事になります。
※リアサスペンション左側も外してしまうと、支えがなくなってしまうので、 最後に取っておきました。(ジャッキアップで固定されているはずですが念のため)
詳しい手順はこちら

リアキャリパー外し

リアキャリパー外し ブレーキホース外しとく 始めはリアブレーキのフルードを抜かないと無理なのかなと思っていたのですが、ブレーキキャリパーを外すだけで大丈夫でした。
マフラーをはずしたらリアホイールも外した後、キャリパーを外します。
2本のボルトで留まっているだけなので、簡単です。
その後は駆動系の下側にもブレーキホースが引っかかっているので外しておきます。

ブレーキキャリパーを外したら、ここでもう一度リアホイールを取付ます。
これはエンジンを切り離した時に、支えにする為です。
ボルト3本程使い、手で少しきつく締めるくらいでいいと思います。

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2015年03月01日

エンジン下ろし&タペット調整その1:下準備編

エンジン下ろし作業 整備書によると、20,000km毎もしくは2年ごとに、タペット調整(バルブクリアランス調整)を行うのが良いらしい。
走行距離は22,000kmを超えたし、パワーダウンしていたらやだなーと思っていたのでいっちょやったろうと言う事でチャレンジしてみました。
実際にはエンジンを下ろさなくても、タペット調整できる方法はあるみたいなのですが、今後の整備スキルアップの為にもエンジンを下ろしてみようと決意。

ただ今回の整備はかなり時間もかかるし繊細な作業も必要です。
へたしたら不動になってしまいかねません。
準備を入念にして、整備書とyoutubeを参考に時間をかけて整備しました。

結果的になんだかんだ時間がかかってしまい、結局2日間に渡る作業に。。。笑
でも一番時間がかかったのがジャッキアップの方法でしたので、今後はもっと早く作業出来るはず。。

必要な物

・各種工具(レンチ等の一般的な工具。今回多いためはしょります。。)
・シックネスゲージ(0.1mmと0.15mmがあるもの)
・ヘッドカバーガスケット(品番:829536)
・ヘッドカバーボルト用Oリング5個(品番:830249)
・エンジンオイル(1.3ℓ)
・オイルエレメント(必要であれば)
・クーラント液(冷却水)
・クーラントのガスケットゴムリング(品番:485080)
・ホースクランプ2種類。小1個大2個。(クーラントパイプ2カ所、ガソリンパイプ1カ所を止める。)
・エア抜き用チューブ(クーラント入れる時に使用。軟らかい素材の直径4mmの物を使用。)
・木片(ジャッキアップ用)
・ジャッキ2つ

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