記事公開日: 2014/08/12 最終更新日: 2016/09/19
整備回想録:走行不能編
2014年7月中旬頃、帰宅中の深夜の出来事。
60km程で幹線道路を走行中に、まずはオイルランプが一度点灯。
「何だろう…」と思っていると、その数秒後にキルスイッチを押したときのように急に電力ダウン。
その後路肩に止めると、メーターがパチパチ光って、セルがいっさい回らなくなる…。
本格的な故障は初めて。
幸い家の近くだったのでそのまま押して帰宅。
ホントに運がよかった…
この車両は故障が多いと調べて知っていただけに、「ついに起きたか…」という感じ。
燃料ポンプがすぐ壊れるだの、電気系が弱いだの聞いていたので、
「これは修理入院かな…」と金銭的な負担がのしかかる重圧と、
もうしばらく乗れないんだな…と言うガッカリ感とがあいまって、自分も走行不能寸前に…
しかも、ちょうどこの時は、翌々日にバイクで向かう予定の旅行を控えていたのです…
「なぜこのタイミングに…」不運を嘆きました。
でも冷静に考えてみれば、電力ダウンしたので、もしかしたらただのバッテリー上がりかも?もしくはヒューズ切れ?
簡単な修理ですむかもしれない!と希望の光が!
自宅に戻りWebでいろいろと調べたところ、バッテリーに付加がかかりやすい車両という情報もある…
バッテリーか?
でもともかくバイク屋に持ってかないとな…
翌日仕事だったため、そのまま出社するが、ベスパの事が気になってしょうがない…
ともかくバイク屋までどうやって持って行けば良いんだ…
そう言えば任意保険に加入していた事を思い出し、何気なくサイトを見てみると、
「100kmまでロードサービス無料」とある!
入っててよかった〜〜〜
そうとなれば輸送は問題ない。
あとはバイク屋に連絡だ。
「うちで購入したバイクですか?そうじゃないとなると、うちのお客さんが控えてるので、2~3日かかりますね〜」
バイクを買ったお店が自宅から遠かった為、近場のバイク屋に連絡してみるが直ぐには修理にとりかかってくれなそうだ…
ま、そりゃそうだよね。
しかし購入店のバイク屋に持ってくとなると、やはり2日後の旅行には間に合わない…
そもそもあきらめろという話なのだが、自分としてもバイクで行く事を楽しみにしてた旅行…
あきらめたくない!
自分を追い込んで考えていると、そういえばJAFに加入していた事を思い出す!
「そうだ、バッテリー上がりならJAFに助けてもらおう!」
さらに翌日、休みだったため、朝からJAFを呼んできてもらう。
電話から1時間後にJAF到着。
JAFトラックまでバイクを20mくらい走って押す。「エンジンがかからないんですよ!バッテリー上がりかと思われます!」と言いつつ、セルをまわすと普通にセルがまわりだす。
「おや…」
ただエンジンはなかなかかからない…
眺めにセルをまわしてようやくエンジンがかかった。
「バッテリーが弱ってたらそんな勢いよく回らないよ!」とJAFの方にありがたきアドバイスをもらう。
ただその後も、アイドリングが不安定になったり、エンジンをかけ直して見るもうまくかかならかったりで、やはりどこかが悪い印象…
「もしかしたらセンサーかもね。とにかくせっかく掛かったんだし、バイク屋にすぐ持ってった方が良いよ。」
私のバッテリー上がりの勘違いを一言も攻める事なく、なんて有難きお言葉!
結局JAFの方はなにもせずに帰って頂くことに…本当に申し訳ありませんでした…。
しかしエンジンは掛かったものの、やはりこの不調は気になる…
またいつ再発するともわからない…
その後、キーを回したり、切ったりして通電を確認するが、
メーターがついたり、つかなかったりする。
とにかく自分の目で確かめようと思い、バッテリーを確認してみる事に。
足下にあるバッテリーカバーをあける。
バッテリーを守るプラスチックバー見たいのを取る。
バッテリー露出。特に外見は異常なし。
プラスを止めているネジ異常なし。マイナスを止めているネジを触った瞬間、くるっと回る。
なんとネジがめちゃくちゃ緩んでいたのだ…
とりあえずしっかり締めて、再度通電チェックを行う。
全く問題無し。
こんな事で…
しかし酷い整備状態だ…。
この時、このバイクはしっかり整備しないとまずいんだなという事を痛感する。
とにかく無事直ってよかった…
しかし、その後も不調は続くのであった……